ロバート・シラー教授もバブルを懸念
スノーボールです。
今日も何の感興も無い社畜生活を送り、先ほど帰宅しました。
本日のロイター日本語版に昨日、シラー教授も株式市場のバブルを懸念しているという記事がでましたね。
ノーベル経済学賞のシラー氏、米株式市場のバブルを懸念 | Reuters
わたくし不肖スノーボールも、シラー先生に先んじること3日前米国株式市場のバブルに懸念を示しておりました(どやっ)。
シラーPERとテーパー・テーパー盛り上がる米国株式市場 - 金融とか日記とかネタとかいろいろ
データソースは多少違うけど、シラー先生の考案したPERの値で割高だと論じているのだから、同じ結論がでて当たり前だろって思っててもコメントには書かないでください。
株が大好きなお友達は是非これ読んでね。
それにしても、東京の不動産(それ以外は正直よく知らないです。すみません。)も底入れてしてリバウンドしておりますね。これからポツポツと不動産に関する記事も書いていこうかしら。
東京カンテイ|分譲マンション価格・住宅地の地価データ、不動産鑑定から土壌汚染調査まで
では、また明日。
外貨資産に投資するときに、為替水準を判断する方法について
スノーボールです。
ここ数日、米国株式が割高か割安か判断するにはどうしたらいいかっていう話を書いてきました。まだ読んでない人は読んでね。
バフェットが最も注目している株式市場時価総額対GDP比 - 金融とか日記とかネタとかいろいろ
シラーPERとテーパー・テーパー盛り上がる米国株式市場 - 金融とか日記とかネタとかいろいろ
これらのエントリーの参考ウェブサイトは主に米国人向けのサイトであり、米国株式を売り買いするときの株価水準に関してのみ議論しておりました。 ただ、日々円建てで給料をもらい支払いをして生活をしている我々日本人としましては、さらに為替の水準は有利なのか不利なのかどうなんよ? って質問が聞こえてきそうなので、先回りで記事を書こうと思います。
ここではわたくしとっておきのウェブサイトを紹介したいと思います。
主要通貨購買力平価(PPP)|公益財団法人 国際通貨研究所(三菱東京UFJ銀行系のシンクタンク)
上記のサイトでは、ドル円について、1973年を為替レートがある程度妥当(理由は、二国間の貿易収支がほとんど0だったため)だと仮定して、その後二国間で使われている、消費者物価、企業物価、輸出物価指数をそれぞれ用いて3つの想定為替レートと実際の為替レートを比較することにより、為替の購買力平価説の妥当性を説明しております。彼らの主張は短期的には金利差や経済指標で為替レートの変動が発生するが、中長期的には、為替レートは二国間の物価変動の差により規定されるといったところでしょうか。(更に詳細を知りたい人は、国際通貨研究所による外国為替はこう動くを参照ください。)
FX大好きなお友達は上記の二書は必読だと思うので、アマゾンでポチってみてください。
さて、もうそろそろオールフリーでも飲んで、寝るとしますか。おやすみなさい。
はてブトップページに表示された件について
スノーボールです。
昨日の記事バフェットが最も注目している株式市場時価総額対GDP比 - 金融とか日記とかネタとかいろいろが14ブックマークをいただき(今現在)、今朝方にははてなブックマークのトップページに表示されました。
わたくしの小物っぷりを示すかのように、ついスクリーンショットを取ってしまいました。
ちなみにアクセス数はといいますと、今現在668という数字を記録しており、世の中で見られているのだと思う興奮、間違ったこと書いていないよなぁ!?という不安、ある種の達成感を感じつつ、幾分頭が混乱しております。
ちなみに、今現在の本日のアクセス数は668をマークしております。・・・これはまぁまぁいい数字なのか大したこと無いのか判断がつきませんが、数日までの5とか6と比べると爆発的とも言っていい数字でございます。
おおよそのアクセス源はGnosyなるキュレーションサービス(存在を知らんかった)が7割、はてブが2割、その他が1割といった構成です。
それにしても多くのアクセスを頂いたのは、ブックマークをしていただいた皆さんのおかげです。ありがとうございます。
これからはもう少し過激なネタで油ブン撒いて炎上させるなどでアクセスを稼いでいきたいと思いますので今後とも生暖かい目で見守ってもらえると大変幸甚です。
バフェットが最も注目している株式市場時価総額対GDP比
スノーボールです。
昨晩は金曜日ということもあり、力尽きてしまって、くだらない言い訳ポストしてしまってすみません。
本日は、かのバフェット翁も注目している株式市場時価総額対GDP比についてです。(ウォーレン・バフェットは投資の世界では神様と言われている人おじいちゃんで、詳しくは下のWikipeidaを参照してください。)
本日はこの記事です。
The percent of total market cap relative to Gross National Product?
この記事も先日(当然会社で勤務中に)読んで大変感心しました。会社に行くと知識が増えていきます。会社って本当に素晴らしいところです。
さて、その内容ですが、長期的に米国のGDPと米国株式市場に上場している全企業の時価総額というのは関連性がありそうだというところから議論がはじまります。論より証拠ということで、以下の図は1970年から今日現在までの米国GPDと米国に上場している上場米国企業の時価総額(以下、株式時価総額)を時系列を示します。
2013/11/29現在はGDPは16.9兆ドル、株式市場は19.2兆ドルですね。長期的トレンドを見ると、基本的には株式時価総額がGDPを多少下回る水準で推移していますね。株式時価総額がGDPをう上回る水準なのはITバブル、2007年頃のクレジットバブル、そして現在ですね。
では、このような株式時価総額とGDPの関連について定性的に考えてみましょう。この関連は、次のような点を考慮することに理解できるのではないでしょうか。
- 株式時価総額は企業収益と期待に依存する。
- 企業収益の成長率は、好況期、不況期で大きなばらつきがあるが、長期的に均す(幾何平均で平均を求める)と年率6%程度である。
- 長期的に見ると、長期的な企業収益の成長率というのは長期間の経済成長率に近いと考えられる。(米国の経済規模と言うのはGNPで図られるが、GDPとの差がほとんどないので、便利のため本計算ではGDPを代用する)
次に、株式時価総額/GDPのパーセンテージをみてみましょう。
この図から最低値と最高値について注目してみましょう。1982年には深刻な景気後退により、企業収益の成長率が低迷し投資家を絶望的にさせた結果、株式時価総額・GDP比が35%と最低を記録しています。 一方、ITバブルにより、株価が高騰したことを受け148%を記録しています。
この最低の次期と、最高の次期に投資した場合のリターンについて計算してみました。
投資期間1982/1/1~2013/11/29(ただし、平均を出す際に用いる期間は34年間)
投資対象:S&P500インデックス
平均年率リターン=8.45%(*ただし、配当は含まない。幾何平均であることにも注意)
投資期間:2000/1/1~2013/11/29(ただし、平均を出す際に用いる期間は14年間)
投資対象:S&P500インデックス
平均年率リターン=1.48%(*ただし、配当は含まない。幾何平均であることにも注意)
株式時価総額/GDP比が最低ケースの場合のリターンは垂涎もののハイリターンですね。一方、株式時価総額/GDP比最高ケースはマイナスにはならないものの、債券投資していればよかったというような結果ですね。
最善のケースと最悪のケースについて見た上で、ではどのような水準の時には買いでどのような時はうりなのか教えてくれよという声が聞こえてきそうなので期待にお応えいたします。リンク先のGuruさんらは、グラフから以下のように結論づけています。
比 = 株式市場時価総額 / GDP | 株式市場価格水準 | ||
比 < 50% | 非常に割安な水準 | ||
50% < 比 < 75% | 幾分割安な水準 | ||
75% < 比 < 90% | 妥当な水準 | ||
90% < 比 < 115% | 幾分割高な水準 | ||
比 > 115% | 非常に割高な水準 | ||
現在の株価の水準は114%であり、幾分割高な水準に当てはまるものの、あと1%増加することにより非常に割高な水準に突入するという状況です。2007年のピークアウトが110%の水準からの下落であったので、いつそういった自体が起きてもおかしくないような状況にみえますね。
で、お前はどうしてんだって? はっははは、秘密です。
では、本日はここらでお暇いただきます。 おやすみなさい。
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日銀高校野球部 黒田監督についていけず 白石マネージャー変節の巻
スノーボールです。
ブログ開始1日目、3本目のエントリーです。だんだん、ランナーズ・ハイのような状態になってきましたが、Facebookのようにリアクションがする来るわけではないわけで.。。。寂しいです。誰か、コメントください。
私の敬愛する池田先生が一昨日、リフレ派に 灯油ぶっかけて炎上させるような素晴らしい煽り記事を書いてらっしゃるので取り上げたいと思います。マネタリーベースはやたら増えているけど、マネーサプライ増えてないじゃんとグラフでリフレ派をぶん殴っていらっしゃいます。
----以下引用開始
白井さゆり氏は物価見通しに「下振れリスク」を明記して「物価安定の目標の実現に向けた道筋を順調にたどっている」という記述を「緩やかにたどっている」と変更する議案を出した。佐藤健裕氏は「2%程度を見通せるようになる」に変更する議案を出し、木内登英氏は「極端な追加措置の観測が市場で高まれば経済の不安定化につながる」として緩和を「2年間程度に限定する」という議案を出したが、いずれも1対8で否決された。
----以下引用終了
要約すると、白石さゆり女史マネージャーは黒田監督がやろうとしていること(2年以内にインフレ率2%を達成)を出来ないと薄々感じていたが(池田先生いわく白石女史は自身の論文で量的緩和の効果はないと書いているらしい)、反対できるような空気では無かったため量的緩和に参加してきたが、日銀審議委員終了後のプロフェッショナル・キャリアを意識して「もしかして無理かも・・ね?」っていう一文を日銀政策の正式なコメントとして入れようとしたとのこと。木内審議委員は最初から量的緩和懐疑派で、佐藤審議委員も今回は微妙な表現を盛り込みたいとのこと。
日銀政策委員会も一枚岩ではなくなってきましたね。資産効果のメッキが剥がれる前に内閣には構造改革を進めていただきたいものですね。
内閣のリーダーは薬剤師協会の圧力に勝てない我らが安倍総理であります。
http://agora-web.jp/archives/1570398.html
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シラーPERとテーパー・テーパー盛り上がる米国株式市場
スノーボールです。スノーボールと聞いて、フルメタル・ジャケットが思い浮かぶあなたは僕と友達になれるかもしれません。
さて、本日の話題は米国株式の価格水準の話です。今週、会社でウェブサーフィンをしていたところ面白いサイトに巡りあうことができました。会社って素晴らしいですね。
失業率も下がりつつあり、GDPの拡大が期待され、S&P500、ダウ平均も最高値を更新し続ける今日このごろ、キタコレと米国にお金をぶっこんでいる皆さん向けのエントリーです。
シラーPERで現在の米国株式市場の価格水準を見てみよう!!です。
Shiller P/E Ratio: Where Are We with Market Valuations?
株が大好きな皆さんはPERというのはご存知だとは思いますが、読者に小学生が含まれていることも想定して一応説明しておきます。PERとは一株価格/一株あたりの利益(EPS。)で定義されるもので、要するに投資が何年で回収できるのよという指標であります。(この一株当たりの利益というのも前期の実績値を使うのか、今期のアナリスト予想のコンセンサス値を使うのかでPERの値が変わってくるところです。)
ほんでもって、今回の本題はシラーPERです。シラーというのはアメリカの一流大学イエール大学の経済学部教授ロバート・シラー先生(金融市場の非効率性についての研究で今年ノーベル経済学賞受賞。余談ですがファーマ先生という方が金融市場の効率性に関する研究を同時に受賞。。。)が考案したちょっと特殊なPERなのです。
これを簡単に説明いたしますと、
- 過去十年間のS&P500一単位のEPSの平均
- ただし、平均を算出する際の各年のEPSは消費者物価指数の統計を用い現在のドルに引き戻した値を使う(簡単に言うと、物価変動を調整するために過去のドルを現在のドルに計算し直す)
- この10年間の平均EPSを用いてPERを計算
その結果が以下のようになっています。
この指標の特徴は、過去10年間の利益を平準化することにより、景気が良い時期と悪い次期の利益水準を平準化するところにあります。この処理により、単年度での利益水準の変動による価格水準指標であるPERの変動を小さくするところにあります。通常のPERで計算する限りおおよそ16-17くらいの水準にありそれほど割高な水準にないように思いますが、現在のシラーPER:25.2を超える水準は
- 1920年台後半の大恐慌前の水準期
- 1990年台前半から2000年台初頭のIT期(株に関していえば、リーマン・ショックITバブル崩壊がとてつもないものだったということがこのチャートから読み取れますね。ただ、リーマン・ショックの際には債券・信用市場という株式市場よりも桁外れに大きい市場が機能不全に陥ったことが恐ろしかったですね。)
- 2007年頃のクレジットバブル期
のみであることに注目すべきです。また、シラーPERの1880年からの中央値は16.5とこれを大きく超えている点も気になります。
これ以上追っかけようと思っている方は気をつけてくださいね。
でっ、スノーボールお前はどうなのよって? ・・・・ははは。 秘密です。
次回はスノーボールの名前の由来であるウォーレン・バフェット翁が注目している指標について書こうかと思います。
<免責事項>
上記で述べた能書きは利益を保証するものではなく、株式価格・為替変動により損失を生じる場合がございます。投資対象や取引の仕組み及びリスクについてご理解の上、ご自身の判断と責任において取引実行していただけますようよろしくお願い申し上げます。
ブログ始めました。
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スノーボールです。日本語でいうと雪だるま。
金融機関で馬車馬やっております。本ブログでは日々の金融市場やホットなニュースについてツラツラと書いていこうと思っております。
なんでブログはじめたかって言うと、もし会社辞めちゃったら、私は何者でも無く(独身子無しですが、親兄弟はいるので天涯孤独というわけではないですが・・・)なってしまうのではないかと思いいたり、自分の居場所や世の中への新しいチャネルを作るべくブログを立ち上げました。というのは建前で、なんか仕事辞めても食う方法ないかな(アフィリエイトとか・・・)とか、アルファブロガーになってセルフ・ブランディングとかできちゃったりしないかなというスケベ心があるのは公然の秘密である。それよりSEO(セオ?何それおいしいの?)が何かわからないとか、貼り付けた画像のセンタリング方法やらいろんなことがわからないです。助けて。
当面の目標は1日1エントリーを目指します。
はじめての記事はこのくらいにします。さて、風呂に入ってオールフリーでも飲むか。
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